現在の来訪者
TOP 表 札 玄 関 客 間 道 場 居 間 書 斎 倉 庫 隣 区 メール
 武 蔵 の 剣
 --- 剣道二刀流の技と理論 ---

武蔵の剣
NPO法人
二天一流 武蔵会


中村  天信 監修
佐々木博嗣 編著

* 剣道二刀流の技術書 好評発売中 [剣道日本] スキージャーナル社 刊
           定価 1,800円+税

 携帯へURLを送る
※携帯のアドレスを送信して下さい。
 倉 庫 (雑多な物置)  ■ 剣 道 の 歌 ■   昔から歌で伝えられてきた剣道の極意を集めてみました。  剣道は人間性の涵養

  ・ 古は術に留めし此の道を、広げて説けや人道として

  ・ 花咲けば、はや実になると思うなよ、絶えず吹き来る六つ欲の風

 礼

  ・ 剣道は静かに競ひ争はず、勝つも負けるも礼儀正しく

  ・ 上座をば高位の人に譲るべし、高位の人も礼儀正しく

  ・ 一人に礼を尽くして他を見ずば、あまたの人に無礼とぞなる

  ・ 兵法の用をば内に慎みて、礼儀二つに心乱すな

 品位

  ・ 剣道の品は心の持ち方で、自然に備はるものとこそ知れ

 道場の神聖

  ・ 道場に入るべき時は身をただし、心の鏡、曇り無きよう

 自然体

  ・ いろいろに姿勢態度も決まらずに、打たん心は禁物と知れ

 無心

  ・ 心こそ、心迷わす心なり、心に心、心許すな

  ・ 打つ人も打たるる人も、諸ともに、唯かりそめの夢の戯れ(宝山流)

  ・ 打ち迷いする太刀癖のある時は、己の心定まらぬから

 修行

  ・ 初めには素直に大きく技を持て、中はいろいろ、後は無駄なく

  ・ 倒されし竹は自然に立ち返り、倒せし雪は跡形もなし

  ・ ただ見れば、何の苦もなき水鳥の足に暇無き、我が思ひかな

 術理一致

  ・ 理と術は車の両輪にさも似たり、ひとつを欠いても進むことなし

  ・ 昔より、理を好めるは下手となる、初学は業よ、上達は理ぞ

  ・ 技・芸は、技を怠るその暇に、理のみ長じて下手となるなり(直心影流)

 稽古

  ・ 稽古とて勝負の心忘るるな、勝負は平素の稽古なるをば

  ・ 稽古をば勝負するぞと思ひなし、勝負は常に稽古なるべし

  ・ 不器用と、人は言ふとも稽古せよ、器用ばかりはいかであるべき(直心影流)

 闘志

  ・ 人替わり立ち替わりても打てや打て、竹刀の竹はささらなすとも

  ・ あくまでも、打って相手を打ち据えむ、したたか者と人は言うとも

  ・ 人は皆、器用不器用はあるけれど、不撓不屈の心忘るな

 器用、上手

  ・ 上手とは、外をそしらず自慢せず、身の及ばぬを恥ずる人なり

  ・ 好き・器用ありて稽古を励みなば、さながら鬼に金棒を得る

  ・ 不器用も器用もともに實有て、功がつもれば道を知るべし (二天一流)

 不器用、下手

  ・ 何事も好きこそ物の上手なれ、励め斯の道、好きになるまで

  ・ 初めからものの上手は無きものぞ、励め励めよ太刀打ちの術

  ・ 不器用も稽古を常にたしなめば、器用の人を押して行くべし(直心影流)

 呼吸

  ・ 苦しさは己も人も同じなり、今一呼吸が油断大敵

 掛け声

  ・ 掛け声は敵の心を挫くまで、なるべく高く勇ましく

 構え

  ・ いろいろに太刀の構えはあるけれど、先ず正眼の構え忘るな

  ・ いろいろと構えはあれど、正眼のほかに心を移すべからず

  ・ 身の構へ、心の構へ、気の構へ、人の備ふる備へ外すな

 間合

  ・ 振りかざす太刀の下こそ地獄なれ、一歩進め、先は極楽

  ・ 竹刀をば長くせんより、歩を進め、伸びる剣先限りなきなり

  ・ 両刀に立ち向かいたるその時は、小太刀に心をうつすべからず

 機会

  ・ 機を得ずに先に出づれば、後の先を彼に取られる事多きなり

 打ち込み稽古

  ・ 打ち込みは、ふりに構わず数を打て、いつかは慣れて早業となる

  ・ 打ち込みをむやみやたらにする故は、手足の凝りを取るものと知れ

 捨て身

  ・ 山川の瀬々に流るる栃殻も、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

  ・ おのが身を勇気の槌で打ち砕け、これぞ誠の教えなりけり

  ・ 敵に我が皮を斬らして肉を斬り、肉を斬らしてその骨を斬れ

 四戒 (驚、懼、疑、惑)

  ・ とやかくと思ふ心の疑ひに、勝をば敵にとられぬるかな

  ・ 学びぬる心にわざの迷ひてや、わざの心のまた迷ふらむ(ト伝百首)

 気合い

  ・ 立ち向かう対手はいつも大敵と、思うて心、おそれひるまず

  ・ 突く術は、腕の力によらずして、腹に気合いを込めて突くべし

 面わざ

  ・ 伸び面は打たるるものと覚悟して、打たれても行け、打たれても行け

  ・ さし面は斬れるものではないけれど、手のくつろぎを習うためなり

 足さばき

  ・ 踏む足は、我が立ち歩むそのままに、右足前につま先で立て

  ・ あちこちに踏みたる足を直さねば、これぞ進まぬ始めなりけり

 体さばき

  ・ 居ながらに胴を打つのは早けれど、多くは平になり易きもの

  ・ 打ってくる太刀を太刀にて受けずして、体をかわして避けならふべし

 手の内

  ・ とる太刀の握り調子は柔らかに、締めず緩めず小指離さず

  ・ 手の内の出来たる人のとる太刀は、心にかなう働きをする

  ・ 右を先、左を後にやんわりと、手拭い絞る心にて持て

 切り返し

  ・ 切り返す太刀の早業目覚ましく、当たる傍ら敵なかりけり

 体当たり

  ・ 二の腕と腰の定まるそれまでは、打ち込む度に体当たりせよ

 目付

  ・ 目付とは、瞳を見るぞ習いなる、ものの崩しは隠されもせず

  ・ 眼(まなこ)をば見ることのみと思うなよ、心に一つ、眼ありけり

 相打ち

  ・ 切り結ぶ太刀の下こそ地獄なり、一歩踏み込め、後は極楽

  ・ 切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ、たんだ踏み込め神妙の剱(柳生石舟斎)

  ・ 打ち合わす剱の下に迷ひなく、身を捨ててこそ生きる道あれ(山岡鉄舟)

 先

  ・ 先を打て、先を打たるな稽古にも、習いは常に習慣となる

  ・ 上段にとられし時は、身を捨てて、敵の心のととのはぬ先

 工夫

  ・ 稽古をば疑ふ程に工夫せよ、解きたる後が悟りなりけり

  ・ 立合の工夫作戦二三して、それを一応忘れるぞよき

 懸待一致 (攻撃と防御)

  ・ 懸かるとも心に油断なかるべし、懸に待あり、待に懸あり

  ・ 心気力の一致で攻め、誘い、彼の動きの隙に乗るべし

 虚実

  ・ 実を避け虚に乗ずれば勝ちやすく、実と実との優劣も良し

 よい癖を学べ

  ・ よき技を教えられても、皆癖のつたないところを習う人かな

  ・ えて人は、皆癖々のあるものぞ、悪しきを捨てて善を学べよ

 後の先

  ・ 小手へ来る太刀をはずして振りかぶり、素早く面を打ち習うべし

  ・ 抜き面は、一歩退きつつ空打たせ、一歩踏み込み面を打つ技

 見取り稽古

  ・ それぞれに人の為す技違うなり、よく見て習へ人の為す技

 調子

  ・ 打つ技は手鞠拍子に倣う(ならう)べし、行くも戻るも一つ弾みに

  ・ 太刀先をむやみやたらに振る人は、のちには打ちを調子にて出す

 平常心

  ・ 晴れて良し、曇っても良し、富士の山、元の姿は変わらざりけり

  ・ 気は長く、心は丸く腹立てず、己は小さく人を大きく

 大胆にして細心

  ・ 妙の字は、少き(わかき)女の乱れ髪、云ふに云はれず、説く説かれず

  ・ 油断をば大敵なりと心得て、堅固に守れ、おのが心を

 明鏡止水

  ・ 写すとも月も思はず、写るとも水は思わねど、月ぞ宿れる(直心影流)

 師

  ・ 癖が出て弱くなりしを知らずして、同じ強さと思ふはかなさ

  ・ この道は上手ばかりが師ではなし、下手ありてまた上手ともなる

  ・ 師となれば弟子を活かすを旨とせよ、我が強さを示すべからず

  ・ 剣術修行は、初めはほぐし、中度は苦しめ、末に肝を練ること教ふるなり
                                     (一刀流聞書)

 残心

  ・ 残心は、勝って兜の緒を締めて、敵の根城を奪い取るまで

  ・ 対手をば、打ちたる時も心して、構え崩さず後に備えよ

  ・ 残心を残す心と迷わずに、打った気力をしばしそのまま

 養生

  ・ 教えをばよく守りて、養生をおろそかにせねば、術も至らず

  ・ 武士の酒を過ごすぞ不覚なる、無下に呑まぬもまた愚かなり

 勝負

  ・ 勝負する対手はいつも大敵と、思うて心引き締めて行け

  ・ 勝負とは、先ず勝つことをやめにして、負けじと思う心こそよき

 形

  ・ 法定(形)は、神の教えの道なれば、努めて励め、技の源

  ・ 法定は、学ぶほど、なほ道遠し、命のあらむ限り努めよ

 極意

  ・ 極意とは、おのが睫(まつげ)のごとくにて、近くにあれど見つけざりけり

  ・ いたずらに高き理ばかり語りても、業に疎くば空しかるべし

  ・ 悟っても、理業の一致はなかなかに、理屈に過ぎて業は及ばず

 誠

  ・ 心だに誠の道にかなひなば、祈らずとも神や守らむ(神陰流)




  [上へ]

Copyright © 「はくどー庵」 All rights reserved